1993年10月1日発売/セガ/3,800円(別)/STG/1人用

<ゲーム内容>
縦スクロールシューティングゲーム『アレスタ』シリーズの一つ。R(ライジング・マッシャー)、H(ハンマー・ホーク)、N(ネオ・ナパーム・ガン)、D(デルタ・フォーム)といった4種類のウェポン・エンブレムがあり、取るとマークの兵器で攻撃できるようになる。STAGE2、STAGE4をクリアするとボーナスステージに突入し、ロックオン3Dシューティングゲームが楽しめる。難易度は、EASY・NORMAL・HARD・MANIAの4段階から選択可。ちなみに今作のパイロット(アリス・ファイファー・ワイゼン)は、前作『GGアレスタ』で活躍したエリノア・ワイゼンの従姉妹にあたる。
<操作方法>
方向ボタン・・・自機を8方向に移動させます。
スタートボタン・・・ゲームが始まります。プレイ中に押すとポーズし、もう一度押せばゲームが再開されます。
1ボタン・・・通常弾、特殊兵器を発射します。押しっぱなしにすれば、連射状態になります。
2ボタン・・・G・ストライク(ボム)が発射されます。G・ストライクはストックされている数だけ使うことができます。
<PROLOGUE>
2070年、地球は国境を越えた機関『地球統合軍』によって保護されていた。
地球統合軍本部は先の事件(GG ALESTE I)の反省から、外敵に対し強力な防御力となる最強の軍事衛星『ALGO(アルゴ)』の配備を考えた。
最重要軍事衛星『ALG−45”アルゴ”』。
月とほぼ、同じ大きさの球体で硬い装甲に守られた地球最強の軍事衛星である。配備された衛星アルゴは、地球にとって頼もしい守護星となるはずだった。が、事件は軍上層部の思惑をよそに、ある日突然、襲ってきた。深く、静かに。
それは衛星アルゴに未知の『物体』が付着したことから始まった。
外宇宙から漂流してきたらしい『物体』は、驚くべきことに衛星アルゴのメイン・コンピューターに寄生し、その強大な力を手に入れてしまったのだ。
そして寄生能力をもつ、自らの細胞の幾つかを宇宙へと飛ばした。
わずかに存在する刻まれた意志『破壊』と『繁殖』にしたがって、その『物体』―――寄生生物は、行動を開始したのだ。
地球の大切なエネルギー源を供給する、太陽光蓄積プラント。
そのプラントに隣接するテスト場に、1機の白金の戦闘機が飛んでいた。
『GG ALESTE II LANCE BIRD』。新鋭機としてのテスト飛行中の機体だった。
飛行テストは順調におわり、いよいよ実弾テストが開始されようとしていたその時、テストパイロットのアリスは高感度センサーに奇妙な影を見た。と、同時に幾つもの場面がコクピットスクリーン上に現れる。
そこには、破壊されたプラントの残骸が映っていた。
そして、スクリーンに広がる異形の影。それは、寄生生物が放った細胞がプラントの残骸と融合した姿だった。
GG ALESTE IIのメイン・コンピューターがけたたましく警報を鳴らし、スクリーンに映る『敵』を撃退せよと連呼した。
アリスは止めるテストクルーの言葉を振り切って、突如として出現した『敵』に向かっていく。GG ALESTE IIのバーニアが火を吹いた。
・・・人類は新たな危機をむかえることになった。
未知の高生命体、寄生生物。アルゴを襲って、居城としたおそるべき『敵』である。