1996年1月26日発売/セガ/5,800円(別)/ACT/1〜6人用
<ゲーム内容>
自分の意志でストーリーを選び、進めていく2人同時プレイ可能な「STORY MODE」(難易度はEASY、NORMAL、HARDの3種類)と、最大6人まで同時対戦可能の格闘アクション「VS MODE」が楽しめる作品。
XBLAでリメイク版も配信された。
<操作方法>
方向ボタン・・・キャラクター移動/アンデットの行動選択/魔法選択/モードの選択
スタートボタン・・・モードなどの決定/ゲーム中のポーズ(もう一度押すと解除)
Aボタン・・・防御
Bボタン・・・弱攻撃
Cボタン・・・強攻撃/モードなどの決定/メッセージを進める
Xボタン・・・アンデットの行動コマンドを呼び出す・決定
Yボタン・・・ライン奥移動(一番奥のライン時は一番手前のラインへ移動)
Zボタン・・・魔法の決定
Lボタン・・・ライン移動(1ライン奥に移動)
Rボタン・・・ライン移動(1ライン前に移動)
※操作は初期設定のものです。OPTION MODEで変更できます。
<プロローグ>
かつて世界には、「魔法の時代」、そして「剣の時代」と呼ばれた時代が存在した。
そして今、混迷の中にあり、残された剣や魔法の文化に機械文明を駆使して新たな時代を模索する「王国」を、己の野望のため手中に収めんと企む一人の男がいた。
カノン・G・グレイ。暗黒魔導士にして、現「王国」の影の支配者であるその男は、一説には「魔法の時代」の生き残りでもあるとされ、その魔力は現代のいかなる魔導をも凌駕するという・・・。
しかし、多くの人々にとって、何の時代であろうが、誰がどんな野望を持とうが関係のないことであった。そう、この物語の主人公、4人の冒険者たちとて同じこと・・・のはずだった。
「剣の時代」より伝わる話に、剣を携えて王家を守り続けた英雄がいたが、最後まで王家を守ることができずに息絶えてしまった。そして、その無念の思いが込められた剣がどこかに眠り続けているという・・・。
この伝説の剣が今回の彼ら冒険者たちの目的である。
しかし伝説は「王国」内の誰もが知っている話にも関わらず、信憑性の低い話であった。
いったいどこにあるのか、どんな形なのかという確信もなく、ただ言い伝えのみを頼りに冒険を続けた彼らは、数々の苦難と危険を乗り越え、ついに伝説の剣を手に入れることに成功する。そして意気揚々と宿に戻り、目的の達成と無事を喜び、伝説の剣を手に話を弾ませていた。
冒険者が伝説の剣を見つけた・・・暗黒魔導士カノンはこの極秘の情報を耳にし、心の内にくるべき時がきたことを悟ると、ただちに「王国」の一部の兵に向かって命令を下した。
「理由を問わず、どんな手段を用いてでも剣を奪取せよ」と・・・。
命を受けた兵たちがおのおのの持ち場につく中で、黒騎士団長ラインハルト・バルガーは、この不条理かつ横暴なカノンの命令に疑問と反感の念を抱きつつ準備を進めていた。
しかし伝説の剣発見の情報を聞いた赤騎士団長セレナ・コルセアは、無言のまま真紅の鎧をまとい、一人で冒険者たちの宿へと駆け出していった・・・。
この先、彼らを待ち受ける運命の行く先を知る者は、誰もいない・・・。
ただ夜は刻々と更け、闇が深く静かに「王国」を包んでゆく・・・。