<ゲーム内容>
フィールドや町は2D、ダンジョンは3DのSFロールプレイングゲーム。最初は1人だが、ストーリーが進むにつれ、最大4人パーティーになる。アニメーションする戦闘、美しいグラフィック、滑らかな3Dダンジョン、3つの惑星、複数の乗り物、4Mの大容量、メモリーバックアップ(最大5つまでセーブ可)、FM音源対応などボリューム満点。その反面、デッドロックも存在する。
<操作方法>
方向ボタン・・・画面上のアリサたちを上下左右に移動させます。コマンド入力時は、コマンドウィンドーにあるカーソルを上下に動かすために使います。
スタートボタン・・・ゲームを始めることができます。
1ボタン・・・コマンド入力をキャンセルしたいときに使います。
2ボタン・・・コマンドを決定し、実行するときに使います。方向ボタンでコマンドを選んでから、押してください。また、画面上に文章が表示されているときに、このボタンを押すと、その続きが表示されます。
★MARKIIIにキーボード(SK−1100)をつないでいる場合は、プレイする前に必ず取りはずしてください。
<ストーリー>
AW342年、アルゴル太陽系第一惑星パルマ星は、国王ラシークのもとに繁栄を極めていた。アルゴル太陽系の他の惑星を植民地として開拓し、ファームプラントおよび資源採取のための計画も順調に進んでいた。
またパルマ星のスペースポートからは、第二惑星モタビア星行きの星間連絡船が絶え間なく行きかい、数年後には第三惑星デゾリス星にもスペースポート着工することになっていた。
ところが、この年の春、不気味な噂が流れ始めた。ラシークをはじめとする支配階級の貴族たちが邪教にとりつかれ、ラシークの永遠の命とひきかえに、このアルゴル太陽系を売りわたしてしまったらしいと。その噂は現実となって現れた。各惑星のいたるところに異形の者が横行し、人々の暮らしを脅かし始めたのである。何かとても恐ろしいことが起ころうとしていた・・・・・・。
「どうしたの、にいさん!」
少女の叫び声が、あたりの空気を切り裂いた。
少女の名前はアリサ。ここパルマ星の中心都市カミニート居住区で育ち、今年15歳になる。少女の兄はネロといい、18歳。スペースポートで荷上げ作業員として働いている。幼い頃に両親を亡くし、兄妹ふたり肩を寄せあって暮らしてきた。
ロボットポリスはばろ布のようになったネロをほうり出すと、アリサをあざ笑うかのように、冷たく言い放った。
「ラシーク様のことを、こそこそとかぎまわりやがって! 痛めつけられたくなかったら、これからは、せいぜいおとなしくしていることだな。」
冷たいコンクリートの上に、アリサと瀕死のネロが取り残された。アリサが手を握ると、ネロはうっすらと目をあけ、アリサを見つめた。
「アリサ、聞いてくれ。ラシークは、この星に巨大な災いを招いてしまった。世界は今、破滅に向かっている。オレは、ラシークが何をたくらんでいるか探っていたんだ。けれど、オレひとりの力では、どうすることもできなかった!」
ネロの目に涙が浮かんだ。それは、アリサが初めて見る、兄の涙だった。
「ラシークのことを探っている途中で、タイロンという強い男のことを聞いた。奴と手を組めば、ラシークを倒し、この星を救うことができるかもしれない。アリサ・・・オレは残念でたまらない・・・・・・何もできなかったことが、そして、おまえをおいて逝かねばならないことが・・・・・・。」
「にいさん、にいさん!」
アリサの声が悲鳴に変わった。だが、ネロの目は二度と開くことはなかった。
やがて、あたりを夕闇がつつんだ。アリサの目には、涙のあとが残っていたものの、その瞳は強い力に満ちていた。アリサはネロが腰につけていたショートソードを胸に抱き、誓った。
「にいさん、わたしはあなたの遺志をつぎます。きっと、ラシークを倒して平和な暮らしをとりもどすわ!」
そして、アリサの長い闘いの旅が始まったのだ。
【カートリッジ上側】
【カートリッジ】
【説明書】
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