1990年3月9日発売/アスキー/6,500円(別)/RPG/1人用
<ゲーム内容>
米パソコンゲームから移植の3DRPG。種族、性格、特性値、職業などカスタマイズでき、前衛・後衛で最大6人パーティーを組み、迷宮を探索するシリーズの一つ。ストーリー(シナリオ2、The Knight of Diamonds【ダイヤモンドの騎士】)。ターボファイル、ターボファイルII対応。ファミコン版は、IとIIに続き、3作目だが、IIとIIIはオリジナルと順番が異なる。
<操作方法>
十字ボタン・・・移動
セレクトボタン・・・冒険の中断、仲間を探す、タイマーの設定
スタートボタン・・・パーティウインドウの開閉
Aボタン・・・決定
Bボタン・・・キャンセル、キャンプを設営
<物語>
ニルダ(Gnilda)の杖は、それを作りし者の鍛造技術を示す最高の作品であった。適切に使われたとき、その杖はリルガミン(Llygamyn)の街を、すべての侵略者から護る、無敵の街にしたのである。その杖の放つ力場は、武器による攻撃にも、いかなる魔法をもってしても、決して打ち破ることはできなかった。そして、リルガミンの街を脅かす意図を持ったものは街に近付くことすらできず、悪意のないものは自由に出入りすることができたのである。
杖の力による防御は完璧なものであった。しかし、ただ一つの致命的な欠点を持っていたのだ・・・・・・。
杖は、リルガミンで生まれたものに対して、なんら力を持たなかったのである。それゆえ、悪の心をもって生まれたダバルプス(Davalpus)には、闇の力に助けられて、リルガミンの王位を奪い、王家を滅ぼすことが可能だったのだ。
だが、幸いなことに、この突然の襲撃から逃れて、若きマルグダ(Margda)王女とアラビク(Alavik)王子の姉弟は生き延びた。
そして、マルグダとアラビクは、ダバルプスを倒す唯一の望みにすべてを託した。その望みとは、偉大なる英雄”ダイヤモンドの騎士(The Knight of Diamonds)”の伝説に名高い鎧だったのである。旧王家の姉弟は力を合わせてこの鎧を取り戻した。
神秘的な装束に身を固めたアラビクは、リルガミン城へ攻め上がった。勇壮なる戦いの末、ダバルプスは倒れた。しかし、彼は死ぬ間際に、呪いの言葉を発した。その呪いの威力は凄まじく、彼等2人の戦場であった城は崩れ落ち、あとには大地に開いた煙たなびく穴だけが残された、ダバルプスとアラビク、そしてかの偉大なる杖は消え失せた。
もし、杖が戻らなければ、リルガミンの街は滅びてしまうであろう。
【同梱のキャラクターカード】 ※ヘルマスターでした。
2024年11月09日
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