
<ゲーム内容>
アーケードから移植の多方向強制スクロールシューティングゲーム。行く手を阻む敵を倒しながらお金を入手し、ショップでアイテムを購入し、パワーアップする事もできる。オプションで難易度(NORMAL、HARD)や、スピード(SLOW、NORMAL、FAST)、AUTO FIREの有無が変更可。アーケードタイトルは、『ロストワールド』。コンシューマーでは、MDの他にPCE−SCD、PS2、VC(Wii版)などに移植、配信された。
※6ボタンパッドでゲームをスタートさせると、いきなりゲームオーバーになるので、MODEボタンを押しながら電源を入れるか、3パッドボタンあるいは初期のMDスティックを使用してプレイする。
<操作方法>
方向ボタン・・・戦士とサテライトを8方向に移動
スタートボタン・・・ゲームスタート、ポーズ、ポーズの解除
Aボタン・・・左回転
Bボタン・・・ショット
Cボタン・・・右回転
※AボタンかCボタンを、Bボタンと同時に押すと、回転しながらショットします。
<ストーリー>
かつて、人族と呼ばれる種族がいた。
彼らの文明は、その明晰な頭脳により、飛躍的な発展を遂げていた。そしていつしか、宇宙の中でも重要な地位をしめるようになっていた。彼らはダストワールドという都市に住み、その平和と繁栄は、とどまるところを知らないかのようにみえた。
ゴオォォォォォ―――――――――――――ッッッッッ。
それは突然のことだった。天地を切り裂くような響きが、人族を襲った。
「フフフ・・・・・・人族とやら。もはや最後だ。おまえたちにあるのは、死のみ!」
声の主は、天帝バイオスであった。破壊神にして魔の創造主であるバイオスは、彼の生み出した邪悪神たちとともに、宇宙のあらゆる文明を滅ぼしているのだった。
「殺れ!」
目の前の物すべてが、大きく音を立てて崩れ落ちた。人族は、その知力と武力で、最後まで抵抗を続けたものの、ついに力尽き、滅んだのである。
「チッ、ひでえ所だ」
「ここは、いったい・・・・・・」
廃墟となったダストワールドの片隅に、ふたりの若い男がいた。その服装や、たくましい腕に持った銃からみて、彼らが戦士であることは間違いなかった。
「バイオス、許すまじ!」「バイオスを倒せ!」
どこからともなく、声にはならない叫びが聞こえた。それは人族の執念ともいうべきものだった。人族の無念のオーラが、戦士たちをこの地に呼び寄せたのである。
「どうやら、オレたち、バイオスの命をいただくことになるようだな。」
「おう、ヤツの息の根を止めてやるぜ!」
名もないふたりの戦士たちは、走り出した。