2009年07月19日

MD『孔雀王2 幻影城』

1989年11月25日発売/セガ/6,000円(別)/ACT/1人用
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<ゲーム内容>
 同名映画のゲーム化。プレイヤーは孔雀になって、捕らえられたアシュラを助け、織田信長を倒すのが目的のライフ制アクションゲーム。難易度によってプレイヤー数が異なる。

<操作方法>
 方向ボタン左右・・・プレイヤー(孔雀)の移動
 方向ボタン下・・・しゃがむ
 Aボタン・・・術を選ぶ
 Bボタン・・・術を使う
 Cボタン・・・ジャンプする

<物語>
裏高野、星見の間―――――――
「なんと言った!・・・・・・月読」
男の緊張した声がその広い部屋に響いた。
一瞬、風も吹いていないのに曼陀羅図を照らしている蝋燭の炎が揺らめいた。
その光が曼陀羅図の前に座る者と、その後ろに立つ男を写し出す。男の名は日光。裏高野の第二位、権大僧正の位にある者である。
男の声に、護摩壇の前に座り曼陀羅図を見ていた者がゆっくりと振り向いた。それは美しい女性であった。
「やはり、星は・・・・・・それを示しております」
月読と呼ばれたその女性は、淡々とした調子でそう答えた。彼女もまた、権大僧正の位にいる者である。そして日光の妹でもあった。
「お兄様、このままでは・・・・・・」
「わかっている!」
日光は、月読の言葉をさえぎると黙考した。
しばらくして、日光は口を開いた。
「間違いないのか」
「はい、かの魂魄は、長い時を経て、いずこかの肉体に蘇ったものかと思われます。」
月読はそう答えると、日光の判断を待った。
「誰か、孔雀を呼んで参れ!」
日光は、部屋の外にいる側近の一人に命じると再び黙りこんだ。
側近が下がり、しばらくすると一人の男が現れた。
「孔雀、参りました。お呼びですか。日光様」
「きたか、孔雀」
「何事か起こりましたか?」
孔雀は日光にたずねた。
「星曼陀羅に・・・・・・織田信長が映ったのだ。」
「えっ、信長が・・・・・・!?」
信長――。かつて、比叡山、本願寺を火に包み、あまつさえこの裏高野までも灰塵に帰そうとした男・・・・・・。そして、自らを六道の天に君臨する魔王『第六天魔王』と名乗り、日本を地獄に変えようとした男・・・・・・。
「裏高野の使命は、この世に仇なす魔の者一切を闇に帰すこと。孔雀・・・・・・あなたに行ってもらわなければなりません。」
「はい、喜んで。」
月読の言葉に孔雀は力を込めて答えた。
「星には、信長は安土城を甦らせようとしていると出た。信長が転生した人物を捜し出し、ヤツの目的を阻止せよ。」
「はっ」
日光の檄に、孔雀は踵を返し立ち上がった。
「どうか気を付けて・・・・・・」
立ち去る孔雀の後ろ姿に月読がそっとつぶやいた。
本能寺付近――――
急ぎ足で歩く孔雀の後ろから、可愛い少女が追いかけてくる。
「まってよぉ、くじゃくぅ」
「速く来ないと置いていくぞ、アシュラ。」
「しっかし・・・・・・お前、なんでついてきたんだ」
孔雀はアシュラが来るのを待ってからたずねた。
「ハア、ハア・・・・・・だぁって・・・・・・くじゃくったら・・・・・・どっか抜けてて・・・・・・一人っきりじゃ・・・・・・危なっかしんだもんハア・・・・・・」
アシュラは息を切らせながらしゃべった。
「なぁーにが・・・・・・ったく、どっちが危ないんだか・・・・・・」
孔雀は、最後の方は独り言のように言った。
だが、この二人のやりとりを遠くから見つめている黒い影があった。
『あれが、アシュラか・・・・・・』
影は、小さく呟くと一瞬にその場から消えた。
孔雀とアシュラは、本能寺で聞いた噂をもとに、信長にまつわる発掘が行われているらしい琵琶湖の付近に向かった。
だが、そこで孔雀たちを待っていたのは信長と、その手足として動く八天使達であった。
信長たちは孔雀たちを認めると、いきなり襲いかかってきた。孔雀は不意を突かれ、地面に転がり攻撃をかわす。だが、アシュラはその瞬間、八天使の一人によって捕らえられてしまった。
「アシュラを・・・・・・アシュラをどうするつもりなんだ!」
孔雀は、邪魔しようとする八天使たちを振り切りアシュラを追いかけようとした。
しかし、その孔雀の行く手を信長が阻んだ。
「オン、マリシエイソバカ!」
孔雀が必殺の気を放つ。
だが、信長の周りに張られた力場に弾かれてしまう。
バシッッッ!
逆に信長に一撃を食らい地面に叩きつけられる。
「ククク・・・・・・、裏高野とはこんなものか!」
信長は地に伏した孔雀に向かって言った。
「我が安土城の復活には、呪われた血を引くこの娘の肉体が必要なのだ。どうしても地獄を見たくば安土城まで来るがよい。ハハハハハ・・・・・・」
その言葉を聞いたのを最後に孔雀は意識を失った。
「アシュラ・・・・・・」
意識の無いはずの孔雀の口から言葉が漏れた。


しばらくして孔雀が気づくと、周りには誰もいなくなっていた。
「・・・・・・信長・・・・・・アシュラ・・・・・・」
孔雀は、その言葉を飲み込み唇を噛み締めると、ゆっくりと歩き出した。
果たして、孔雀は信長の野望を打ち砕けるのか。そして捕らわれのアシュラは?
戦いが待ち受ける安土城へと、孔雀は一人歩き始めた。

<関連リンク>
SSSG(ネタバレあり)

レトロゲームが好き、とミーコは言った。(ネタバレあり)
posted by 将 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | メガドライブ(MD) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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