1991年9月20日発売/日本テレネット、ウルフ・チーム/8,500円(別)/ACT/1人用
<ゲーム内容>
シカゴダウンタウン、密造酒工場、巨大輸送機ミステリアスなど起伏に富んだ全8ステージが舞台のアクションゲーム。「拡大スプライトアニメーションによる迫力の爆発シーン」、「150パターンに及ぶリアルなスーパーアクション」、「美しく個性的なアニメーションを随所で展開」、「魔術と武術を使い分けて、興奮度倍増!」などの謳い文句あり。MCD『アーネスト・エバンス』の続き。そして、MCD『アネット再び』へ物語は続きます・・・。
<操作方法>
方向ボタン・・・主人公アネットを各方向に移動させます。扉などの前では方向ボタンの下を押すことにより、扉の中に入ります。
スタートボタン・・・ゲームスタートに使用します。また、ゲーム中に押すことにより、静止状態(ポーズ)になります。ゲームを再開するときは、再度スタートボタンを押して下さい。
Aボタン・・・ブーメランによる攻撃をします。
Bボタン・・・ジャンプをします。飛距離はBボタンを押している時間によって変わります。
Cボタン・・・魔法を使います。魔法はCボタンを押し続けエネルギーをためることにより、次第に上級のものへと移り変わっていきます。
※これらの設定はコンフィグモードで自由に変えられます。
<STORY>
導入〜グランドキャニオンの神殿より
闇い寺院の一室。絶え間なく揺れ動く蝋燭の炎は、二つの人影を寂れた石畳に映し出す。一人は初老の男性、そしてもう一人は美しい金色の髪を持つ、まだ二十歳にも満たない少女である。不確定な明りの中、しかし、この二人は全く対等であるかに見えた。
「カポネからの連絡はまだなの?」 少女が口を開く。カポネとは紛れもなくシカゴマフィアの首領、アル・カポネのことである。
「そう急かすな、エンパイアステートビルの完成にはまだ数年はかかる。故に、内装だけをハスター神殿と同じに造り替えさせているのだ。少々の遅滞は我慢しろ・・・」 少し不服そうにしながらも、金髪の少女は首肯する。それよりも、彼らの計画にはただ一つ取り除かなければならない障害があった。
「アネットの事はどうするの?」 取り出した写真に一人の小麦色の肌をした少女が写っている。歳の頃は金髪の少女と同じくらいであろうか。童顔のために多少幼く見える。
「安心しろ、カポネに連絡を付けておいた。数日のうちには死体がハドソン川にでも浮かぶじゃろう」 刹那の沈黙の後、闇い笑みが二つの唇からこぼれ落ちる。
「あとはハスター様召喚の儀式をするだけね・・・・・・・・・」 不意に蝋燭の炎が揺らめく・・・。自信に満ちた笑顔とともに、二つの影は漆黒の中に吸い込まれていった。
Struggle Has Begun!
1928年。風を司る邪神「ハスター」を崇拝するハスター教団は、アメリカ国内においてハスター復活の大願を結実させんとしていた。
即ち、ハスターの血を受け継ぐ少女レスティアーナをいけにえとして、ハスター召喚の儀式を計画していたのである。彼らはそのために、シカゴマフィアの首領アル・カポネに依頼を申し渡し、マンハッタンにハスター召喚の為の巨大高層神殿を建てるように工作をした。
ハスターの魔力を地上に導くため、その神殿は天を貫くような高さを誇る。これが現在でいうエンパイアステートビルである。
しかし、彼らの計画にはたった一つ看過し得ぬ障害があった。それは2年前にハスターを封印させ、その大いなる力を受けた少女、アネットである。彼女はハスターの血を希薄ながら受け継いでおり、ハスターを封印することの出来るただ一人の人間であった。
シカゴ。ここに於いてアネットの平穏は一瞬のうちに破られる。路上を歩く彼女の耳に、風船のはじけるような音が響いた。ふり返りざま頬の辺りを銃弾がかすめ飛ぶ。ハスター教団の依頼でカポネの放ったヒットマンが、次々とアネットに襲いかかったのである。
歴史に隠された酸鼻な戦いの、それが開幕であった。
<裏技>
[面クリアコマンド]・・・ポーズをかけて、上、左、右、下、Bボタンの順番に押す。
[スローモーション]・・・ポーズをかけて、上、左、右、下、Aボタンの順番に押す。
[呪文取得方法]・・・ポーズをかけて、上、左、右、下、Cボタンの順番に押す。
2006年01月18日
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