<ゲーム内容>
2人同時プレイ可能なアーケードから移植の縦スクロールシューティングゲーム。全7面。アーケード版のタイトルは『レイフォース』。空中(自機と同高度)と地上(自機より低高度)を撃ち分ける必要があり、後者はロックオンしないとヒットしません。複数の敵をロックオンし、一度に粉砕&高得点を取る事ができます。難易度は6段階(NORMAL、HARD1、HARD2、HARD3、HARD4、VERY HARD)から選択できます。1997年4月25日には廉価版のサタコレ版も発売(2,800円(別))されました。
<操作方法>
【セガサターンモード】
方向ボタン・・・自機の移動(8方向)、カーソルの移動
スタートボタン・・・モードの決定、ポーズとその解除
Aボタン・・・ショットの発射
Bボタン・・・ロック オン レーザーの発射
Cボタン・・・イニシャル入力時の決定
Lボタン・・・画面表示のON/OFF
【アーケードモード】
方向ボタン・・・自機の移動(8方向)、カーソルの移動
スタートボタン・・・モードの決定、ポーズとその解除
Aボタン・・・ショットの発射
Bボタン・・・ロック オン レーザーの発射
Cボタン・・・イニシャル入力時の決定
<裏技>
[クレジット数増加]・・・タイトル画面で、左、Cボタン、Lボタン、Rボタンを同時に押しながらスタートボタンを押す。クレジット数が、通常の2倍の8になる。
<HISTORY>
M.C−0025 全世界のコンピューターネットワークを結ぶシステムが完成する。あらゆる研究、施設、知識がひとつになることで、科学は飛躍的な進歩を遂げる。
M.C−0016 ”原子配列操作による物質生成”の理論が完成し、それを応用した巨大物質生成システムプラントの建造が開始される。
M.C 0000 A.T.B.S(原子配列操作による物質生成システム)が完成。これにより人類は不要物などから、より有要な物質を生成する術を得た。人類有史以来、常に混沌と争いの種子となっていた資源問題はここに解決を見た。A.T.B.Sとシステム管理用ニューロネットワーク「Con−Human」は多くの問題を解決し、さらなる飛躍を人類に約束する。人類はこのシステムの完成により、創造の頂点へと登りつめたと信じて疑わず、彼等は機械文明の恩恵を称え、年号を機械世紀 ―M.C(Machinery Cen−tury)と決定した。
M.C 0013 外惑星への植民計画始まる。同時に外惑星連合宇宙軍の設立。
M.C 0054 周辺の恒星系への探査計画が開始される。
M.C 0098 探査船団が次々と帰還し、探査計画は一応の終了を見る。この年から「Con−Human」の原因不明のシステムダウンが続く。官制下にある、気象制御システムが次々に異常動作。気象災害による被害が続出した。完全独立思考型コンピューターだけにその基本ソフトウェア設計を疑問視する声もあったが、「Con−Human」に対して、盲目的な信頼を寄せていた世論により、その声は次第に消滅していった。
M.C 0105 異常はついに大気制御システムにまで至った。大気成分そのものが少しづつではあったが変化していったのである。
M.C 0108 「Con−Human」は人類による一切の操作、命令を突然拒否。何等メッセージを発する事も無く「Con−Human」の大量虐殺は開始された。軍は必死で抵抗を試みたが、すでに軍事力の大半をシステムに依存し、その存在は形骸化していたため、その抵抗活動はほとんど意味を成さなかった。
M.C 0120 システムは環境を自らに適合させていった。酸素含有率0.0001%以下、平均気温−10℃。この、人類には過酷な環境の中でシステムのジェノサイドは容赦なく続いた。
M.C 0123 人類はこの惑星が以前のそれとは全く異なる物体へと変革した事を認識した。外見はあくまでもかつてのそれではあったが、その偽りの地表の皮膚の内部には、地殻もマグマも存在しなかった。金属フレームと動力炉の稼動音、それがその全てだった。
M.C 0130 ついに人類史上最大の脱出は開始された。唯一「Con−Human」の束縛を受けぬ外惑星連合宇宙軍は、地上や軌道上に残された人々を乗せ、惑星を後にした。ある者は、大気も存在せぬ、近隣の惑星へと移住し、またある者は、そのまま宇宙の放浪民となった。
M.C 0180 人類が死と隣り合わせの冷たい大地と、暗黒の空間をその住処として半世紀が経過した。しかし、彼等はかつての故郷であった惑星から大きく離れる事は出来なかった。望郷、後悔、絶望、そういった数々の想いが彼等をその恒星系に縛り付けていたのである。その間にも惑星は依然としてその進化を続けていた。しかもその進化のベクトルは、かつての主がそうであったように、破壊へと向けられていた。人類に対する「Con−Human」の破滅戦は熾烈を極め、人類は今、存亡の危機に立たされていた。ついに人類は残存兵力の全てを投入した敵本星攻略戦を発動する。
<M.C 0180 マイストロノフ.E.ノイマン著「機械世紀の贖罪」より抜粋>