2021年03月01日

SFC『晦−つきこもり』

1996年3月1日発売/バンプレスト/7,800円(別)/ADV/1人用
1981.jpg1981-ura.jpg

<ゲーム内容>
 開発:パンドラボックス、販売:バンプレストのスーファミのテキストアドベンチャー第2弾(第1弾は、『学校であった怖い話』)。祖母の七回忌に集まった親戚一同による恐い話(不思議な話)の中で、選択する事によって話の内容や結果が異なる仕組みになっている。話し手の順番を変える事により、シナリオも変化。通常42本(7パターン×6人)+選択肢によって進める隠しシナリオ6本の計48本が用意されている。繰り返し遊べるように周回プレイを前提としたマルチシナリオ・マルチエンディングが用意されているが、同じセーブファイルで100周回以上した状態でセーブすると、そのセーブファイルは消されてしまうらしい。セーブデータは5個。今日(2021年3月1日)が発売25周年。

<操作方法>
 十字ボタン・・・名前入力や各種コマンド選択画面でカーソルを移動させる時に使用します。
 STARTボタン・・・ゲームスタート。
 Aボタン/Lボタン・・・文章を送る時に使用します。しばらく押していると、次の文章送り表示までの文章が早く出ます。各種選択画面での決定ができます。
 Bボタン・・・各種選択画面でのキャンセルができます。
 Xボタン・・・一画面分の文章送りができます。

<ゲームストーリー>
私の名前は前田葉子。
今度の四月で女子の一年生になります。
お父さんの田舎で、
おばあちゃんの七回忌があるため、
私たち家族三人は四年ぶりに
田舎の本家に帰ることになりました。
この日、いつもは遠くに散り散りに
なっている親戚一同が集まりました。
従兄弟のTVプロデューサー泰明さん、
埼玉の大病院の看護婦をやっている正美おばさん、
本家の小学生良夫、
良夫のおかあさんの和子おばさん、
フリーターの由香里ねえさん、
そして冒険家の哲夫おじさんもいます。
七回忌も無事終わり、夜になって
自然といくつかのグループに別れ、
積もる話に花を咲かせました。
「七回忌で恐い話をすると
死者が蘇るっていうよな」
泰明さんの一言から、
私たちは恐い話をすることになり、
使われていない客間に移動しました。
「それにしてもみんな、
この部屋がどうして使われてないか
知ってるの?
・・・ここって出るのよ」
和子おばさんのその一言が口火を切り、
暗く長い夜は静かに更けてゆくのでした・・・。