2014年10月10日

NCD『餓狼伝説3 −遙かなる闘い−』

1995年4月28日発売/SNK/8,800円(別)/B・ACT/1〜2人用
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<ゲーム内容>
 スウェーライン、コンビネーションアーツなどシステム面で変更が加えられた『餓狼伝説』シリーズの第4弾(SP含む)。デフォルトで使用できるのは、テリー・ボガード、ブルー・マリー、ボブ・ウィルソン、ホンフゥ、望月双角、フランコ・バッシュ、ジョー・ヒガシ、アンディー・ボガード、ギース・ハワード、不知火舞の10人。難易度は8段階から選択可。

<操作方法>
 コントロールレバー・・・キャラクターの操作に使用します。
 セレクトボタン・・・ゲーム中のポーズ(一時停止)に使用します。
 スタートボタン・・・ゲームスタート、途中参加対戦に使用します。
 Aボタン・・・弱パンチ
 Bボタン・・・弱キック
 Cボタン・・・強パンチ
 Dボタン・・・強キック
 A+Bボタン・・・手前にオーバースウェー
 B+Cボタン・・・奥にオーバースウェー
※ボタン配置はオプションモードで変更できます。

<プロローグ>

遙かなる闘い

ここは香港。その男は港の一角にある倉庫の中から現れた。

「フッ、口ほどにもない連中だったな。」

男の口元は、冷酷な笑みを浮かべている。

倉庫の中では数人が血まみれになって倒れていた。

すべてこの男のしわざなのだ。

「相変わらず見事ですね。」

背後からの声に、男は振り向いた。

「秦の秘伝書(※)の所在はわかったか?」

「はい。サウスタウンで秘伝書の1つが確認されました。」

「ほう、サウスタウンか・・・。あそこは、ギースとかいう奴が牛耳っていた街だったな。確か奴は死んだと聞いたが。」

男の口ぶりには、すでに勝ち誇ったような響きがあった。

「サウスタウンにキング・オブ・ファイターズ・・・。なるほど、すべては、秘伝書が引き起こしたのかもしれんな。」

 

その夜、男はサウスタウンに向かうために香港を発った。

 

「この街もずいぶん変わったな。」

謎の男が香港を発った頃、サウスタウンのメインストリートを走り抜ける車の後部座席に一人の人物がいた。

「あれから大勢の無法者たちが流れ込み、以前より物騒な街になりました。しかし、タワーは健在ですので、ご安心を。」

助手席の男、ビリー・カーンが答えた。

「そうか。私のいない間にそんなことに・・・。フフフ、市長や警察署長もさぞ苦労していることだろうな。」

「皮肉にもボガード兄弟のやったことが裏目に出た訳です。」

「しかし、この街もすぐに元通りになる。このギース・ハワードの手によってな。」

ギースの言葉にビリーがうなずく。

「ギース様、見えてきました。」

車は、夕闇にそびえるギースタワーをめざして走る。

「見ているがいい。これからが私の新しい野望の始まりだ。」

 

「俺の姿を見たら、リチャードの奴どんな顔するかな。」

さっきまでテリー・ボガードは、親友の顔を思い浮かべながら懐かしさに浸っていた。

パオパオカフェ2号店オープンの知らせを旅先で聞いたテリーは、祝福のために武者修行を中断してサウスタウンに帰ってきたのだ。

だが、街に入って現実を見るにしたがって、テリーの表情は次第に曇っていった。

「このザマは、何だ。あの頃よりもひどいじゃないか・・・。これもすべてギースという力をなくしたせいだと言うのか・・・。」

複雑な思いで街を歩くテリーは、やがてギースタワーの前にやってきた。

昨日のことのように死闘の記憶が蘇ってくる。

(ギースよ。お前は、俺のことをあざ笑っているだろう・・・。だが、見ていろ。この街は俺の手で守ってみせるぜ!)

しかし、テリーは知らない。タワーの主、ギース・ハワードが復活を果たしたことを。

そして、さらなる恐ろしい敵がサウスタウンに乗り込んできたことを・・・。



(※)始皇帝の時代の中国に伝えられた3本の秘伝書のこと。最強の格闘家のみが手にすることができると言われ、3本すべて揃ってこそ本当の意味を持つという。2千年以上の時を超えた現在、秘伝書は世界各地に散らばって、最強の格闘家が現れるのを待っている・・・。